「将来の為に貯金をしなきゃ!」って思っていても、なかなか貯金するのって難しいですよね。特に独身の方などは自由にお金が使えてしまう分、かえって貯金が出来なかったりしますよね。
私もそうでした。特に私は独身なので毎月もらった給料は全て使い切ってしまい、38歳の時点で貯金がゼロというとんでもないダメ男でした。会社で出世して給料が大きく増えようが自分をコントロールできず全部お金を使っておりました。
そんなズボラな私でも、お金の管理を根本から見直した事で3年間で350万円を貯める事が出来ました。
38年間貯金ゼロだった私が、貯金が出来る体質に変化する事が出来たのには主に5つの事を実行しただけです。そこで今回はその5つの事についてご紹介したいと思います。
目次
貯金をする目的と目標を明確に設定する
まず最初に「自分はなぜ貯金をしたいのか?」を真剣に考えて紙に書き出してみました。
- 会社を辞めて起業したいから
- 失業しても、せめて半年は生活できるだけのお金は持っておきたいから
私は上の2つの事が貯金をしようと思った理由として書き出されたので、この2つをまとめて次のように目的をまとめてみました。
「脱サラして起業するための資金と半年分の生活資金を作るために貯金する」
次に、ではその目的を達成するためにはいくら貯金が必要なのかを計算してみました。
- ネットビジネスを始めるための資金:100万円
- 半年分の生活費:180万円
- 会社を辞めた際の住民税の支払い:65万円
以上3つの事を考えると、最低345万円は貯金しなければならない事が分かりました。そこで自分が設定した目的に対して必要な目標額も決定したので「脱サラして起業するための資金と半年分の生活資金を作るために350万円を貯金する」というように先程設定した目的の中に目標額を組み込みました。
このように具体的に目的を設定する事で貯金に対するモチベーションが上がります。今まで貯金をしたいとは思っていても、何度も挫折してきた私にとって具体的な目的を設定する事は非常に効果的だったと思います。なぜ効果的だったかというと、貯金をするという行動自体にブレがなくなりました。
貯金をするということは、お金の使い方について自分自身を律する必要があります。今まで浮いたお金は全て使うというスタイルから、自分自身を律する行動が求められます。つまり、お金を使うということについて、ある程度の我慢が必要となります。
しかし、「脱サラして起業するための資金と半年分の生活資金を作るために貯金する」という具体的な目的を設定したことで、お金を使うという行動に対して自分自身を律するということが辛くなくなりました。自分の思い描いている目的が、だんだんと現実味を帯びてイメージ出来るようになってきて、むしろ貯金が楽しくなってきます。
毎月の支出内容と自由に使えるお金を見える化する
私が次に取り組んだのは毎月の支出内容を具体的に見える化させる事です。自分が毎月、何に対してどれくらいのお金を支出しているのかをエクセルに洗い出しました。こんな感じです。
これで毎月支出する費目の内訳とその金額の一覧がエクセルにより見える化されます。水道光熱費や食費など変動する費目の金額については大体の金額をザックリと多めに見積もって入力します。
支出の一覧が完成したら、今度は毎月自由に使えるお金はいくらなのかを見える化させます。収入額を入力する欄を作り、余剰金の欄(収入額-支出合計額の計算式を入力)も作ります。
これで毎月自由に使える金額が具体的に見える化されました。あとはこの自由に使える余剰金から、いくらを貯金に回すのかを考えます。この貯金額の設定についてですが、私の場合最初のうちは無理のない金額で設定しました。
ただでさえ今まで貯金が出来なかった体質だったので、いきなり自由に使えるお金を思いっきり削ってまで貯金しようとしても、途中で苦しくなって挫折すると思ったからです。生活水準を下げるのって本当に難しいですからね。
なので、これくらいは自由にお金を使いたいという自分自身の願望も尊重しつつ、貯金額を設定しました。私の場合だと、毎月せめて5万円くらいは自由にお金が使えるようにしておきたいという願望があったので、余剰金の15万円から10万円を貯金額として設定するようにしました。
これで毎月の貯金額を10万円と決定したら、最初の章で作成した支出一覧表の支出欄に「貯金額」という費目と金額を入力します。
こうする事で、毎月支出する金額と貯金する金額、それと自由に使える金額という3つの金額が具体的に見えるようになります。
3つの金額を具体的に見えるようにすると、毎月もらう給料に対してどのようにお金を運用しなければならないのかというイメージが湧いてきます。すると毎月のお金の使い方を自分でコントロールしやすくなります。
給料が入ったらすぐに貯金専用口座に入金する
毎月の貯金額を設定した後にやった事は、貯金専用口座を開設したことです。この貯金専用口座は入金専用です。支払の引き落としや生活費でお金をおろしたりする口座とは別です。
貯金専用口座を作ったら、給料日当日中にその口座へ設定した貯金額を入金します。
ここで大事なことは給料日当日という点です。給料が入るとどうしても気持ちも懐も緩くなりますよね。その緩い状態に無駄にお金を使ってしまわないように、すぐに入金してしまう事が重要なんです。
貯金が出来ない人と話していて共通する点は、次の給料までにお金が余ったら貯金しようというスタイルをとっている事です。私も今までそうでした。しかしそのようなスタイルで貯金が出来た試しがありません。
反対に若い時から貯金している人達は、給料が入ったらすぐに貯金専用口座に入金しています。この一つの行動の違いが貯金できるかできないかを大きく分けていると言っても過言ではないと思います。
なので、貯金専用口座を作ること、給料が入ったらすぐにその口座へ入金すること、この2つの事は必ず徹底する事が重要だと言えます。
家計簿アプリを利用して使えるお金をリアルタイムで把握する
日々使うお金の管理についてですが、私はスマホで無料の家計簿アプリを使用しています。私が使用しているのは「家計簿おとなのおこづかい帳」というものです。
こういった家計簿アプリを使うと、今月はあといくらお金を使えるのかというのが日々具体的に見えるようになります。
こうする事でお金を使いすぎてしまうというミスを防ぐことができ、結果として貯金に手を付けなくて済むようになります。
それと、家計簿アプリを使う事で節約意識が強化されたと思います。数字が具体的に見えるようになると、予算よりも何とか支出を抑えてもう1万円多く貯金したいとか思うようになりました。
家計簿なんて面倒くさいと思うかもしれませんが、私が使用している「家計簿おとなのおこづかい帳」は機能がとてもシンプルで操作も楽なので、家計簿なんて今まで触ったこともなかった私でも毎日続けられています。
日々のお金のコントロールに、今は家計簿アプリは欠かせない存在となっています。
食事の基本を自炊にする事は絶大な効果あり
支出の中でも簡単に節約できるのが食費です。食費は生きていくために必ず必要なお金ですが、使い方次第で大きく金額が変動する支出の一つでしょう。
私は独身である為、食事についてはコンビニか外食がメインでした。そういった食生活を送っていたのでその頃の食費を計算したところ、月に5万円以上も支出していた事が分かりました。
これはなんとかならないものかと考えた際に、行きついた結果が自炊でした。
コンビニでは殆ど食物は買わず、調達先は全てスーパー。コメは当然炊飯器で自分で炊く。そして会社のある日の昼食も、外食は一切せずに弁当箱に炊いたコメと冷凍食品のおかずを入れて持参する。
さらに、飲み物は自動販売機では一切買わずに、水筒にスーパーで買った水を入れて持って行く。
めんどくさいと思いますよね?いやいや、慣れれば全然面倒に感じなくなるから人間って不思議です。しかも、これを1ヶ月実践したところ、月々の食費は何と2万円台に。3万円も自由に使えるお金が増えちゃいました。
食事は基本的に自炊、自動販売機では飲み物を買わずに水筒を持参、たったこれだけの事をやるだけで効果は絶大です。貯金額をさらに増やしたいとか、もう少し遊び金を確保したいと思ったら、是非自炊する事にチャレンジしてみてください。一度慣れるとやみつきになりますよ。
まとめ
全く貯金が出来なかった私が、貯金できるようになる為に行った5つの事についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
どれもこれも、今すぐ始められることばかりではありませんか?もしあなたも、貯金したいけど出来ないと悩んでいるのであれば、今回ご紹介した5つの事について試してみて下さい。
実際に私はこれだけで、本当に350万円貯金する事が出来たので、あなたも出来るはずですよ。